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永遠の0ゼロ

 

おはようございます。

 

医師が本業に専念できるように、

転職や開業をオーダーメードでフルサポートする

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

「永遠の0ゼロ」 百田 尚樹

講談社文庫 を読みました。

 

01

 

いや~、食わず嫌いって

やっぱり良くないんだなあ…と実感させられました。

 

著者である百田尚樹氏…。

どうしても好きになれないんですね。

その主張がすべて間違いだとか、

彼のイデオロギーには付いていけないとか、

そういう訳ではないのですが、

著名人であるにも関わらず後先を考えずに

平気で極論を吐いてしまうその神経がどうも…という事もあり、

この方の著書を読むなんて事はあり得ないと思っていたのです。

 

しかし本に関しては人の言う事を素直に聞く私は、

ある方に騙されたと思って1度読んでみなと言われ、

じゃあ…と重い腰を上げた次第なんです。

 

実はおススメされたのは他の本だったのですが、

デビュー作でもあるし、

映画化もされたし(映画も当然見ておりません)、

かなり話題にもなったんだから

ここから読んでみるか…と手に取ったのですが…。

 

驚きました。

別に偏ったところがある訳でもないし、

ノンフィクションではあるけど

まるでフィクションのようなリアリティが溢れているし、

ストーリーも実に面白い。

 

正直、最初は半信半疑どころか、

どっかで自説をガンガン出してくるんだろうなと思いきや、

とてもバランスが良く、

右寄り、左寄り、いずれの思想の方でも

読む価値ある内容と思いました。

 

それどころか不覚にもウルっと来る場面あり、

登場人物に感情移入してしまって

怒り、悲しみ、苦しみ、葛藤、憤りなど

かなりのめり込んで読んでしまったのです。

 

歴史好きの私は、

今まで太平洋戦争や第二次世界大戦の本は

何十冊と読んできました。

 

通史も、人物も、それなりに学んできたつもりです。

しかしノンフィクションという事もあるのか、

本書はその中でもトップクラスに入る

あの当時を知る為に読むべき本なんだと感じました。

 

確かに戦争は2度とゴメンだし、

戦争を肯定してはいけないと思うし、

ましてや特攻隊なんて美談にしてはいけないと思います。

(特攻に行った個人は別です。作戦としてはダメ。

 あまりにも非人道的に過ぎます。)

 

でも日本人の涙腺に訴えかけてくるものはあるし、

歴史は正視しなければならないし、

戦前、戦中を何でもかんでも否定してはいけないと思うのです。

 

著者は登場人物に、

「海軍の将校クラスの弱気なことよ」

「日本海軍の高級士官たちの責任の取り方だよ。

 彼らは作戦を失敗しても誰も責任を取らなかった」

などと語らせています。

 

もちろん立派に死んでいった人もいるし、

部下の為に盾となった人だっているし、

自ら主流派を外れた人だっていますが、

これは例外、圧倒的な少数派なのでしょうね。

 

無責任なリーダーは海軍だけでなく、

陸軍も、政治家も、メディアも、

当時の社会的なリーダー達の共通する所であり、

戦後東京裁判で裁かれた人たちが

戦勝国から無理矢理責任を取らされたけれど、

本来責任を取るべき人々は

のうのうと生き延びてしまったようにも思います。

 

だからなのでしょうか…。

その構図は現代でも全く変わっていない。

 

既得権を守る事に汲々として、

社会に対する責任など真剣に考えている

リーダーが果たしてどの程度いるのか?

 

「強気というよりも、無謀というか、

 命知らずの作戦をいっぱいとっているのよね。

 ガダルカナルもそうだし、ニューギニアの戦いもそうだし、

 マリアナ沖海戦もレイテ沖海戦もそう。

 有名なインパールもそう。

 でもね、ここで忘れちゃいけないのは、

 これらの作戦を考えた大本営や軍令部の人たちにとっては、

 自分が死ぬ心配が一切ない作戦だったことよ。」

 

「兵隊が死ぬ作戦なら、

 いくらでも無茶苦茶な作戦を立てられるわけか。」

 

こんな会話が戦争ではないけれど、

現代社会でもあちこちで成立してしまうように思うのです。

 

電通問題然り、医療や介護の現場も然り。

 

社会のリーダーってのは本来それではいけないはずで、

当時の陸軍大学校や海軍大学校を出た超エリートが

東大法学部に代表されるエリート大学に

置き換わっただけなんですよね。

 

結果的に、兵を死なせ、自らは生き延びる。

そんな社会になってしまっているのではないか?

 

本書を読んでいて、

ふとそんな事を考えてしまいました。

 

最後に目次をご紹介します。

 

プロローグ

第1章 亡霊

第2章 臆病者

第3章 真珠湾

第4章 ラバウル

第5章 ガダルカナル

第6章 ヌード写真

第7章 狂気

第8章 桜花

第9章 カミカゼアタック

第10章 阿修羅

第11章 最期

第12章 流星

エピローグ

 

おススメ度は ★★★★★ といたします。

 

期待値が低かったから余計に面白く感じたのかもしれませんが、

メディアに発言する百田氏からは想像できないくらいに

良い作品でした。

 

次は本当におススメされた

「海賊と呼ばれた男」を読んでみます。

いつになるかはわかりませんが…(苦笑)。

 

それでは、また…。

 

 

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