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「新訳」大転換 市場社会の形成と崩壊

 

 

おはようございます。

 

医師が本業に専念できるように、

転職や開業をオーダーメードでフルサポートする

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

02

 

大転換…。

いつの世も変化は起こりえるものですが、

長い人類史の中でも大きな分岐点がありましたね。

産業革命…。この時って物凄い大転換だったと思うのです。

 

よって本日のブログのタイトルは、

『「新訳」大転換 市場社会の形成と崩壊』といたしました。

 

  • 【 目次 】

    1、本書をピックアップした理由

    2、目次

    3、書評

    4、評価

 

1、本書をピックアップした理由

『「新訳」大転換 市場社会の形成と崩壊』

カール・ポラニー 訳 野口 建彦 栖原 学 

東洋経済新報社 を読みました。

 

読書をしていると、

読んでいる本の中で他の本を紹介していたり、

引用元として記述している本がありますよね。

 

ここに反応する事が多い私としては、

興味深いな…と思った本はスマホのメモアプリに

さっと書いておくのです。

 

そして本屋や図書館に行った時に

それを見ながら本を探します。

 

本書もその1冊です。

「労働」、「土地」、「貨幣」に値段を付けた事、

これらは本来取引されてはいけないものだという見解に関心を持ち、

いつか読んでみたいと思っていたのです。

 

しかもタイトルが「大転換」ですからね~。

日進月歩で変化する現代社会。

 

個人も変わらざるを得ないシーンは多いですよね。

世の中がダイナミックに「大転換」する時について

学んでみたくて本書を手に取った次第なんです。

 

2、目次

第Ⅰ部 国際システム

 第1章 平和の百年

 第2章 保守の二〇年代、革命の三〇年代

 

第Ⅱ部 市場経済の勃興と崩壊(1)ー悪魔のひき臼

 第3章 「居住か、進歩か」

 第4章 社会と経済システム

 第5章 市場パターンの展開

 第6章 自己調整的市場と擬制商品ー労働、土地、貨幣

 第7章 スピーナムランド法以前と以後

 第8章 貧民とユートピア

 第9章 政治経済学と社会の発見

 

第Ⅱ部 市場経済の勃興と崩壊(2)ー社会の自己防衛

 第11章 人間、自然、生産組織

 第12章 自由主義的教義の誕生

 第13章 自由主義的教義の誕生・続-階級利害と社会変化

 第14章 市場と人間

 第15章 市場と自然

 第16章 市場と生産組織

 第17章 損なわれた自己調整機能

 第18章 崩壊への緊張

 

第Ⅲ部 大転換の進展

 第19章 大衆政治と市場経済

 第20章 社会変化の始動

 第21章 複合社会における自由

 

3、書評

上記の目次をご覧になって頂ければわかる通りに、

非常に難しい本でした。

まるで経済学の教科書のようです(苦笑)。

 

しかしとんでもなく凄い本でもありました。

 

時は産業革命の前後…。

のんびりと生きてきた人間が機械を発明し、

経済が発展し、市場化され始めた頃…。

そして第二次世界大戦に突入してしまう原因まで…。

 

まさに激動のヨーロッパを描いた大作です。

 

イギリスを中心としながらも、

この頃のヨーロッパにおける経済、政治、金融などと

社会の関わりを深く、広く、追求しております。

 

さすが国際関係の古典的名著と言われる所以が良く理解できました。


ポラニーは19世紀の「平和の100年」を支えたのには

4つの要素があると説明します。

これが金本位制、バランス・オブ・パワー、自由主義的国家、市場経済。

 

そして金本位制の崩壊が決定的となって

平和が崩れ落ちたと分析しています。

 

そして崩壊した平和、

つまり第一次世界大戦前後に各国がどのように動いたのか?

 

この点を経済を中心として、

政治的にも、金融的にも、市場的にも、法制度的にも、

社会システム的にも、そして人々の暮らしや考え方にまで気を配り、

もうあらゆる角度から奥深く追究しているのです。

 

この幅広さ、奥深さには感嘆しました。

近代史の歴史書としては最高の部類に入るのでしょうね…。

 

実際にポラニーは、

「なぜなら歴史というものは、

けっして単一の要因によってかたちづくられているものではない。

歴史の流れがいかに豊穣で多様であろうとも、

ある時代の歴史においてその時代のさまざまな出来事に

広範な共通性を与えるような反復的な状況や選択肢が存在する。

もしもわれわれが時代の典型的な状況における流れを支配する

規則性をある程度説明できるとすれば、

歴史の周辺部における予測不可能な小さな渦巻きのような出来事に

わずらわされる必要はなかろう。」

こう書いています。

 

つまり産業革命以降の流れを支配した規則性を

彼は探し求めた訳ですね。

 

とにかく本書のスゴさは、

その圧倒的な情報量です。

本書を読めば産業革命以降第二次世界大戦までの

ヨーロッパ史が理解できると言っても過言ではありません。

 

難しい事は別として、

この激動した時代に生きてきた人々は、

もがき、苦しみ、何とか対処しようと知恵を絞り、

時代に流され、生活が一変したり、

必死に対応しようとしてきたのはよくわかりました。

 

しかし結果的には過ちを犯した人も多いし、

フリーズしてしまった人も多い。

大事なのは「変化に適応して生き抜く」ことなんだろう…。

そこは強く感じました。

 

賢くても、バカでも、

権力者でも、庶民でも、

資産がある人も、ない人も、

すべからく成功した人も失敗した人もいる訳です。

 

つまり時代に対応するという事は、

そういった今ある環境ではなく、

「適応力」と「サバイバル術」なのではないか、

そういう事を考えさせられました。

 

「大転換」の時代ですから予測は不可能です。

でも人々は勝手に予測し、あーだこーだと議論します。

しかし残念ながら大半の議論は役に立たず、

時代は冷酷に進んでいく訳です。

 

生き抜く術、技、力、そういうものを身に付けねば…。

その為には歴史から学ぶ事。

ここなんでしょうね。

 

立派な理想論やきれいごとよりも必要なのは、

歴史から学びサバイバルする力を付ける事。

これが大事だと痛感しました。

 

いや~、ホント大作なものですから、

読むのに苦労しました。

久しぶりです、ここまで時間が掛かった本は(笑)。

 

4、評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

やはり名著と呼ばれる本は読んでおくべきと強く思いました。

ただこれくらい難しいと私の頭脳ではどこまで理解できたのか…。

ま、みなまで理解できなくとも、

多少理解できただけでも充分ではないかと思います。

 

とにかく圧倒的な情報量です。

ボリュームも凄いですがお値段も結構お高め(笑)。

なんと4800円(税別)。

 

でもその価値はあると思います。

きっとこの時代を学ばないと

現代も理解ができないんだろうな…と思いました。

 

それでは、また…。 

 

 

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